きのうは成人の日だった。

 きのうは成人の日だった。昭和生まれの自分には、成人の日といえば1月15日という固定観念がまだ残っている。中学校の冬休みは成人の日を境に終わる、という区切りがまだ消えていない。

 15歳で中学校を卒業した3年7組の卒業生は、5年後に成人の日を迎えた。もし、中学生の時と同じ地区に住んでいたら、成人式は中央区の会場に行ったのだろう。どれくらいの3年7組卒業生が出席したのだろう。その会場とは、厚生年金会館だったのだろうか。それとも別の場所か。いろいろ気になる。

 成人式では久しくあっていなかった同期の友達と会える、クラス会のような場になると聞く。そんな再会が起こったのだろうか。そして、成人だからとどこかへはせ参じたのだろうか。

 ふと思ったことがある。3年7組のみんなが成人したあとで最初に行ったクラス会はいつだったのだろう。そのとき、自分は出席したのだろうか。こういうときいつも思うのが、自分の記録の疎さである。まめな人は、中学校卒業後に、いつ、どこでクラス会をして、だれが参加したかを記録しておくだろう。そして、必ず集合写真を撮るだろう。

もし中学卒業から今までの間に開催した集まりのすべてがデータとして残っていたら相当貴重なものになるに違いない。(ああ、「たら。れば」のむなしさよ)

 それはそうとして、3年7組卒業生に聞きたいことがある。

成人の日のことを何か覚えていますか。あなたが成人の頃、何をしていて、どんな時期でしたか。